桃山台こどもの家 神戸市垂水区 モンテッソーリ教育
トップページ
このページです
こどもの家の1日
生活教育こそが基本
モンテッソーリの感覚教育

幼児教育に長年携わってきて、「こどもが自由で自主性を養える幼児教育」を目指し、1988年に自宅を改造して「こどもの家」を開設しました。

「理想の園は一般家庭の延長の平凡な姿の中に」あります。林や小川などの自然環境も大切ですが、子ども達には身近にある人々の暮らしの中での教育こそが、後の社会生活を送る上で、最も適していると思っています。

[ 園長 ]堤ルミ子
[ 園長 ]堤ルミ子
幼稚園教諭、保育士、調理師資格、モンテッソーリ教育デュプロマ取得。アドラー心理学勇気づけセミナー修了 。調理師の資格をいかした手作り給食にこだわる。


「桃山台こどもの家」では、円満な人間関係を築けるバランスのとれた人格形成のため、また、子どもの自立を援助するため、「モンテッソーリ教育」を実践しています。 それらはすべて、モンテッソーリ教具、木などの自然素材の教具、おもちゃ等を使って、遊びの中で体験や訓練を通して行われています。また、アドラー心理学に沿って一人ひとりに応じた勇気づけを行い、子どもの自立心を養い、積極的で責任感のある人間に育てます。

幼児期には自分が成長するのに必要なものを環境の中に見つけるために、感受性が特別に敏感になる短い時期があります。それは、さまざまな「こだわり」であったり、急速に洗練される視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚といった五感であったり、 バランス感覚や手先・指先の運動能力であったりします。この「敏感期」は、一度過ぎると消えてしまう貴重な時期です。

このような「敏感期」には、大人から言われたからやるのではなく、子どもが自分から取り組み、自分のリズムで心行くまでやりたいことを繰り返し、深い集中を体験させること大切です。自分でやり遂げた自信が子どもの内面を満たすと、安定し、素直になり、自分の心をコントロールする力が生まれます。そして、そこには自由な選択が必要です。自由に選ぶことが繰り返しにつながり、さらに集中と充実感と達成感が得られます。そのため、私たち保育者は子どもを正しく見つめ、どこをどのように手助けしていくかという深い洞察力を持って、子ども達にとって適切な環境を作っていかなければなりません。

自由教育

真の自由は規律を正しく守るというルールのもとにあります。自分も自由だが、他人の自由も尊重しなければ、真の自由ではありません。自由教育とは勝手気ままな放任ではないのです。あくまでも心の自由であり、正しい秩序と規律を守る行動こそ、真の自由教育です。これは、問題行動を起こさずに生きていくための大切な教育です。

2歳児からの教育が大切です

他人とコミュニケーションを欲しがる時期は2歳頃から始まっています。そして、さまざまなことに対するこだわりが生まれるのもこの時期です。子どもの激しい強情や抵抗に、母親は参ってしまいます。だから、この時期、親とだけの生活ではなく、他人と、そして、さらによく見守ってくれる大人がいることが望ましい のです。まだ意思がはっきりと伝えられない2歳児にイライラ接したり、その場しのぎに甘やかすのではなく、上手に橋渡しをしてくれるいい保育者がいるということが大切です。日本には「三つ子の魂百まで」という諺があります。この時期に、遊びや生活教育を通して人とのかかわり方を訓練した子どもは、今日問題になっているようないじめ、ひきこもりなどの問題行動を起こすことはありません。

縦割保育

2歳から年長の子どもが一緒に過ごしています。年長児はお散歩のとき年少時の手を引いたり、 小さな子どもが困っているときにはどうしたらよいかを教えたりしています。そうして世話をしてもらった子どもは、自分が年長になったとき、同じように小さい子の面倒を見られるようになります。年齢の異なる子ども達が一緒に過ごすことで、年下の子への思いやりが芽生え、年上の子を見て学びます。特筆したいのは、縦割保育がただそれだけだということではなく、小さな園という社会の中で、自分の立場や役割は何なのか探っていく訓練にもなっているのです。自由保育であるにもかかわらず、子ども達は秩序を持って集団の中での自分を確認し、みんなで共存していく知恵を養っていきます。


一人ひとりの性格などを把握し、園の中で起こっていることを見極め、行き届いた保育を しています。複数の保育者が子ども達を見ることで、偏った見方をせずに、一人ひとりのいいところを発見する機会が増え、子ども達をより良い方向へ導くことができます。


お弁当持参の日と 「こどもの家」特製の給食の日があります。食生活は人間にとって大切なことです。食材(水、お茶、野菜など)は出来るだけ安全なものを使い、できたてでおいしく食べられるように調理しています。


キリスト教は愛の精神です。普段の生活の中で、誰にでも与えることや受けることができることが愛です。本当の愛は、変な許しや甘やかしではなく、厳しく、優しく、広い心で包むことです。たくさん愛情を受けて育った子どもはそれを人に分け与えることが出来るようになります。その一方で、愛を知らない子どももいます。「こどもの家」 でたくさんの愛と優しさを培っていきます。


障害を持つ子どもと健常といわれる子どもが一緒に生活する中で、お互いを認めたうえで助け合い励ましあって30余年。自立心を養っていくことを目標に保育、教育し成果を上げています。


子育ては並々ならぬ忍耐力が要ります。一人で悩まず、困っている方は相談してください。楽しい子育てのお手伝いも出来ます。